イケメン弁護士の求愛宣言!
たしかに今日は、気の乗らないコンパだったとはいえ、心のどこかで期待していた部分はあったと思う。

彼氏はいらないと口にはしていたけど、やっぱり寂しい気持ちもあったのかも……。

服装に気を遣ったのが、会って数十分の弁護士さんでも分かるのだから、私に話かけてきたあの彼も、同じように思ったに違いない。

そう思うと、つくづく今日の自分の態度に反省だ。

誰だって、モスグリーンの七分袖ニットに白色のシフォンスカートを着ていれば、その気で来たと思うはず。

「私、どこかで重ねて見ていたのかなぁ……」

自然と言葉がこぼれると、弁護士さんが声をかけてきた。

「隣に行ってもいい?」

ひとりでバーに来ると、こういう思いがけない出会いがあるんだと、今実感している。

この弁護士さん、軽そうには見えないし、ひとりみたいだから、純粋に話相手が欲しいのかもしれない。

私も、余計なことを口走ったから、興味をそそったのかもしれないし……。

「はい、どうぞ」

だから、頷きながら返事をしていた。
< 13 / 301 >

この作品をシェア

pagetop