イケメン弁護士の求愛宣言!
突然言われたその言葉に、ますます心が動揺する。

それをまともに受けていいのか、さらりと流すべきなのか。

ここで真面目に答えてしまうのも、どこか恥ずかしい。

だいたい真斗さんは、軽い気持ちで言っているのかもしれないのに……。

だけど、いつまでも手首は掴まれているし、勇一の話もしてしまって、私の過去を少しでも知っている人なだけに、あまりシャレにならない。

その真斗さんが、なんの意図もなく聞いているとは思えなくて、返事ができなかった。

すると、彼はスッと手を離し、真面目な顔つきに変わった。

「オレは、もう一度会いたいと思ってた。だから、由依子ちゃんに再会できて嬉しいよ」

「あの……、私は……」

本気で言われているのかどうなのか、分からないから返事も返せない。

「迷惑? こうやって再会してしまったことは」

真斗さんの言葉に、私は思い切り首を横に振っていた。

「違います。そんなんじゃないんです。昨夜は本当に楽しかったですし、真斗さんを素敵な人だと思いました。だけど……」
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