イケメン弁護士の求愛宣言!
「だけど?」

ほんの少し会っただけの真斗さんを、どうか思えと言う方が無理な話だ。

言いづらさを感じながら、彼を見据えて一呼吸ついた。

「正直、真斗さんとはほとんど初対面なので、会いたいとか会いたくないとか、そんな気持ちが持てれません。弁護士の先生だからって、興味はないですし……」

気を悪くしたかなと思いながら真斗さんを見ていると、彼はフッと笑みをこぼした。

「由依子ちゃんが、そういうタイプでホッとした。だけど、今日からは毎日顔を合わせるんだし、少しずつでも距離を縮められたらいいなって思ってる」

「は、はい……」

真斗さんがどこまで本気で言っているのか疑わしいけど、とりあえず返事をするしかない。

まさか、こんなエリート弁護士先生が、私みたいなただの一女子に、本気になるはずがないだろうし……。
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