イケメン弁護士の求愛宣言!
勇一(ゆういち)と別れてから、コンパ、とりわけ今夜のような派手めな男性と会うことは、私の苦手なことだと分かっているはずなのに。

頭数合わせで誘われて、頑なに断り続ける私に泣きついてきた夏帆をほうっておけなくて、しぶしぶ参加した気持ちを悟ってほしい。

そんな心の不満を抑えて、愛想笑いを彼女へ向ける。

「じゃあね、夏帆。また」

「うん。分かった。残念だけどまたね」

ガッカリした様子で小さく手を振る夏帆に、私も手を振り身を翻す。

私が帰ると聞いて、残念そうにしたのは夏帆だけだ。

その姿を見て、場の雰囲気に乗り切れなかった自分に自己嫌悪を感じる。

だけど、これ以上輪のなかには入れそうにないから割り切ろう。

足早にその場を去ろうとしたとき、私に話しかけてきたあの彼の声が聞こえてきた。

「あれじゃあ、彼氏もできないよな。彼氏作る気もないなら、来なければいいじゃん」
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