~Still~
口調は軽かったが、胸の中に泥を詰められたような感覚に、恐怖を覚えた。

密接した二人は、それからどうしたのだろう。

抱き合ったの?

キスしたの?

「……ごめん、私、今日はもう帰るわ」

エレナがそう言うと、亜子と咲希が眉を寄せた。

「ちょっと、大丈夫?!」

「私の家、来る?」

エレナは笑った。

「平気。部屋帰ったらすぐ寝ちゃいそうなほど眠いし」

咲希がエレナにハグしながら言った。

「きっと何もないって!あの女が舞い上がってるだけだよ」

「アタシもそう思う!」

「ありがと。明日、連絡するわ」
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