~Still~
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時刻は四時を過ぎていた。

夕立特有のどす黒い雲が広がり、室内はまるで夜のように暗かった。

「話って?」

リビングに入ると、エレナは理恵を振り返った。

理恵は肩に掛けていたバッグをソファに置くと、辺りを見回して微笑んだ。

「コーヒー、いただいてもいいかしら?」

その声を聞いてエレナがキッチンへ立とうとした瞬間、理恵は左手を上げてエレナの行動を止めた。

「あなたにお願いした訳じゃないわよ。自分で淹れるわ」

そう言うや否や、キッチンへ入ると戸棚を開けて、コーヒーを取り出してテーブルに置くと、今度は食器棚の白いカップへと手を伸ばした。
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