~Still~
男らしく精悍な顔立ちで、がっしりとした体格なのに。

……こんなに照れちゃって。

……参った。私、そういうのに弱い。

エレナは少し笑って頷いた。

「分かった。私も、颯太くんと食事がしたい」

瞬間、颯太が大きく眼を見開いてエレナを見つめた。

「ほんとですか?!ほんとに僕と食事……やったあ!!」

小さくガッツポーズをしてから、颯太はエレナの腰に両手を回して引き寄せた。

「きゃあっ」

勢いよく引き寄せられ、颯太の胸に頬が当たる。

エレナは慌てて身を起こすと、至近距離からこちらを覗き込む颯太を見上げた。
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