~Still~
「そーいや、隆也は、ひとり?」

隆也は軽く頷いた。

「会社の奴らと飲んでたんだ。で、解散したときに、エレナがここに入っていくのが見えたから」

咲希と亜子は、ふんふんと頷いて隆也の話を聞いていたが、エレナだけは意味ありげにニヤリと笑った。

「大して飲めないクセに、飲み会に参加したんだ」

「え、隆也君、飲めないの?!見かけによらず、可愛いんだね」

「そのギャップがいいわ」

亜子と咲希にからかわれて、隆也は慌てた。

「いや、全く飲めないんじゃなくて、ビールなら」

「必死~!はははは」

エレナが更にからかい、隆也は顔を赤くした。
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