~Still~
「こいつ!!」

隆也が隣のエレナに腕を伸ばし、彼女の首に腕を絡めて引き寄せた。

「きゃあ、ごめんごめん!デコピンはやめて!」

「バカだな!げんこつだっつーの!」

「痛ーっ」

「あははははは」

「ウケるー!エレナがげんこつされるなんて」

1時間が過ぎようとしたところで、咲希が立ち上がった。

「ごめん、私、そろそろ帰るわ。エレナ、また電話して」

「私も旦那から電話だし。帰ってこいコールだわ。エレナ、隆也君、またね!」

エレナは慌てて二人を止めた。
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