俺たちの妹・2
「熱、下がってない?」

すぐに司が来た。

「夕方までは下がってたんだけど、今また上がり始めた。なんだろ……疲れからかな……」

「取り敢えずこれで様子見よう。多分疲れからだと思う。新と同じ空間に居て、きちんと寝れてたのか、もう一度ちゃんと聞かないとだな……」


司の言葉にハッとした。

「寝不足か……」

「ないことないだろ…」

そうか……同じ部屋じゃなくても、みぃは敏感だし、きっと新が泣いて起きてきたら気づいてたはずだ。

でも、みぃは今まで一度も新が夜に泣いてたって事は言わなかった。

「…………まさか」

「言ったら、お前らどうした?」

「すぐに家に帰った」

「だろうな。それだと、彩ちゃん昼間は新と2人で休めないだろ?みぃの優しさだから、責めるなよ」

司は、きっと気づいてた。

でも、みぃが自分から言わないとダメな事だったんだもんな……

「みぃ……」

「でも、検診に来るたびにみぃはイキイキしてたよ。あっくん、凄く可愛いんだよって。新の話ばっかりしてた。
みぃにとったら、自分より小さな大切な存在が出来たのは初めてだもんな。
頑張りたかったんじゃないかな……」

「司……ありがとな」

「俺は何もしてないよ。主治医として家族に話してるだけ」


そうやって笑って言ってのける司は、まさに医者だった。
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