ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
行内メールには、昨夜のメモの通り、響さんからURLが貼られたメールが届いていた。
アドレスは自宅のプライベートの物。受信時間は夜中の十二時。
自分だって仕事で疲れて帰って来たはずなのに、私の為にこのメールを送ってくれたんだって思うと、嬉しくて胸がキュンとした。
篠沢課長にも相談して、そのうち二つのお店をピックアップして、響さんにメールを送った。
ちょっと手元が空いて、軽く肩を回しながら息を吐いた。
少し休憩しようかな、と、化粧ポーチを片手に私は化粧室に向かう。
そして、相変わらずぶち当たるトイレの噂話。
「ねえ、聞いた? 倉西さん、今日奥様と同伴出勤だったらしいよ」
「そう言えば、一緒に出勤とか今まであまり聞かなかったね」
十分予想はしていたけど、ほんと、この噂のネットワーク網は半端じゃない。
あの時間、どっちかっていうとサラリーマンばっかりだった。
うちの通用口に入って行くOLは、そんなに多くはなかったのに。
「……でもさ、考えてみたら、一緒の家に住んでるんだよね」
「そりゃあ、悔しいけど結婚してるんだし」
「なんか、いいよね。同じ家を出て同じ職場に一緒に出勤って……仲良さそうで」
中の女性が溜め息混じりに呟く声に、私は思わず目を瞬いた。
アドレスは自宅のプライベートの物。受信時間は夜中の十二時。
自分だって仕事で疲れて帰って来たはずなのに、私の為にこのメールを送ってくれたんだって思うと、嬉しくて胸がキュンとした。
篠沢課長にも相談して、そのうち二つのお店をピックアップして、響さんにメールを送った。
ちょっと手元が空いて、軽く肩を回しながら息を吐いた。
少し休憩しようかな、と、化粧ポーチを片手に私は化粧室に向かう。
そして、相変わらずぶち当たるトイレの噂話。
「ねえ、聞いた? 倉西さん、今日奥様と同伴出勤だったらしいよ」
「そう言えば、一緒に出勤とか今まであまり聞かなかったね」
十分予想はしていたけど、ほんと、この噂のネットワーク網は半端じゃない。
あの時間、どっちかっていうとサラリーマンばっかりだった。
うちの通用口に入って行くOLは、そんなに多くはなかったのに。
「……でもさ、考えてみたら、一緒の家に住んでるんだよね」
「そりゃあ、悔しいけど結婚してるんだし」
「なんか、いいよね。同じ家を出て同じ職場に一緒に出勤って……仲良さそうで」
中の女性が溜め息混じりに呟く声に、私は思わず目を瞬いた。