ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
だからこそ、中谷さんに逃げ出して欲しくなかったんじゃないか。
今FPチーフとして活躍している中谷さんの姿こそ、響さんがその当時願ったものじゃないか……って。
心の中で筋道立てた経緯に、私は妙に納得出来た。
だけど響さんは、願う未来を失った。
中谷さんは響さんから去って、そして彼の隣にいるのは私に変わってしまった。
「……これで、いいんだよね……」
それでも私は、美砂子にはそう呟いて、ぎこちなく笑みを浮かべて見せた。
うん、と美砂子が力強く頷く。
「どんな過去があったとしても、倉西さんは今、めぐの旦那様なんだから。そんなの関係ないよ」
取って付けたような言葉でも、私を十分に励ましてくれる言葉。
「ありがと」
そう答えながら……。
私は、可能性を考えていた。
響さんが中谷さんと再び付き合うことになる可能性。
そして、その先の未来を。
今FPチーフとして活躍している中谷さんの姿こそ、響さんがその当時願ったものじゃないか……って。
心の中で筋道立てた経緯に、私は妙に納得出来た。
だけど響さんは、願う未来を失った。
中谷さんは響さんから去って、そして彼の隣にいるのは私に変わってしまった。
「……これで、いいんだよね……」
それでも私は、美砂子にはそう呟いて、ぎこちなく笑みを浮かべて見せた。
うん、と美砂子が力強く頷く。
「どんな過去があったとしても、倉西さんは今、めぐの旦那様なんだから。そんなの関係ないよ」
取って付けたような言葉でも、私を十分に励ましてくれる言葉。
「ありがと」
そう答えながら……。
私は、可能性を考えていた。
響さんが中谷さんと再び付き合うことになる可能性。
そして、その先の未来を。