ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
「……あれ? ……その別れた彼って……」
好奇心が発した疑問は、場を考えたのか尻すぼみになって消えて行く。
それでも探るような視線が響さんを取り捲いた。
中谷さんはフッと目を逸らして、響さんはただ黙っている。
私は膝の上でギュッと拳を握って、響さんの横顔を盗み見た。
そして、ズキンと胸に痛みを感じた。
怖いくらいよくわかる。
あの響さんが、中谷さんの突然の『告白』に困惑してる。
「あ、あの、中谷さん……」
なずなちゃんが慌てたように中谷さんに声を潜めて発言を制した。
ごめんなさい、と呟いて、ただ乾いた笑顔を向ける中谷さんに、何も知らない他の二人からはなんだか同情の視線が向けられる。
それを感じ取って、私はどうしようもなく胸が疼いた。
堪らない気持ちが溢れ出して来る。
「……はぐらかしてなんか、ないです!」
気付いた時にはそう声を上げていた。
その場の全員の視線が、一気に私に向けられる。
「中谷さん勘違いしてます。響さんは、中谷さんのプロポーズをはぐらかしてなんかいません!」
「ちょっ……沢木さんっ……!?」
予想外の事態に、私の正面でなずなちゃんが腰を浮かした。
混乱した瞳が、私を射抜いている。
でも……。
止まらない。
「響さんはっ……!」
なんでこんなにムキになってるのか、自分でもよくわからない。
好奇心が発した疑問は、場を考えたのか尻すぼみになって消えて行く。
それでも探るような視線が響さんを取り捲いた。
中谷さんはフッと目を逸らして、響さんはただ黙っている。
私は膝の上でギュッと拳を握って、響さんの横顔を盗み見た。
そして、ズキンと胸に痛みを感じた。
怖いくらいよくわかる。
あの響さんが、中谷さんの突然の『告白』に困惑してる。
「あ、あの、中谷さん……」
なずなちゃんが慌てたように中谷さんに声を潜めて発言を制した。
ごめんなさい、と呟いて、ただ乾いた笑顔を向ける中谷さんに、何も知らない他の二人からはなんだか同情の視線が向けられる。
それを感じ取って、私はどうしようもなく胸が疼いた。
堪らない気持ちが溢れ出して来る。
「……はぐらかしてなんか、ないです!」
気付いた時にはそう声を上げていた。
その場の全員の視線が、一気に私に向けられる。
「中谷さん勘違いしてます。響さんは、中谷さんのプロポーズをはぐらかしてなんかいません!」
「ちょっ……沢木さんっ……!?」
予想外の事態に、私の正面でなずなちゃんが腰を浮かした。
混乱した瞳が、私を射抜いている。
でも……。
止まらない。
「響さんはっ……!」
なんでこんなにムキになってるのか、自分でもよくわからない。