ウェディングロマンス~誓いのキスはふたりきりで~
カーテンをしっかり開けた窓からは、清々しい朝の陽射しが挿し込んで来る。
音声を抑えて点けたテレビでは、いつもの朝の情報番組の占いコーナーが映し出されている。
「今日一番の運勢は、乙女座のあなたです!」
それを見て、よしっ!と思わず握りこぶしを握った時、響さんの部屋のドアが開いた。
まだ寝癖のついた髪を軽く掻き上げて、ふああ……と欠伸を噛み殺すラフ過ぎるその格好が、なんだかとても新鮮だった。
「お、おはようございます、響さんっ」
ちょっと緊張しながらそう声を掛けると、欠伸をしたままの顔で響さんが目を丸くした。
そして口を閉じて、何度か瞬きしながら私を見つめる。
「……おはよう」
「コーヒー淹れたから、準備しますね。顔洗って来て下さい」
必死に笑顔を浮かべてそう言って、立ち竦んでいる響さんに背中を向けた。
二つのマグカップにデキャンタのコーヒーを注ぐ背中に、ものすごく視線を感じる。
「……あの、響さん?」
「あ、……ごめん」
ちょっとドキドキしながら目線を背後に向けると、響さんが髪を掻き上げながらそっぽを向いた。
「……大丈夫なのか?」
洗面所に向かいながら、響さんが短く私にそう言った。
その先から、直ぐに小さな水音が聞こえて来る。
「大丈夫です。……あの、響さん、ありがとうございました」
コーヒーを注いだマグカップをテーブルに並べて、洗面所の方に顔を向けてそう声を上げた。
音声を抑えて点けたテレビでは、いつもの朝の情報番組の占いコーナーが映し出されている。
「今日一番の運勢は、乙女座のあなたです!」
それを見て、よしっ!と思わず握りこぶしを握った時、響さんの部屋のドアが開いた。
まだ寝癖のついた髪を軽く掻き上げて、ふああ……と欠伸を噛み殺すラフ過ぎるその格好が、なんだかとても新鮮だった。
「お、おはようございます、響さんっ」
ちょっと緊張しながらそう声を掛けると、欠伸をしたままの顔で響さんが目を丸くした。
そして口を閉じて、何度か瞬きしながら私を見つめる。
「……おはよう」
「コーヒー淹れたから、準備しますね。顔洗って来て下さい」
必死に笑顔を浮かべてそう言って、立ち竦んでいる響さんに背中を向けた。
二つのマグカップにデキャンタのコーヒーを注ぐ背中に、ものすごく視線を感じる。
「……あの、響さん?」
「あ、……ごめん」
ちょっとドキドキしながら目線を背後に向けると、響さんが髪を掻き上げながらそっぽを向いた。
「……大丈夫なのか?」
洗面所に向かいながら、響さんが短く私にそう言った。
その先から、直ぐに小さな水音が聞こえて来る。
「大丈夫です。……あの、響さん、ありがとうございました」
コーヒーを注いだマグカップをテーブルに並べて、洗面所の方に顔を向けてそう声を上げた。