アイザワさんとアイザワさん
いつの間にか眠っていたらしい。
どれくらい時間が経ったのだろう。
ふと窓を見ると、外は暗くなっていた。
喉乾いちゃったな……
……昨日からあんまり食べてないし、何か食べ物も身体に入れなくちゃ。
そう思って冷蔵庫を開いてみたけど、お酒以外は見事に何も入っていなかった。
どんなに憂鬱な気分でも、喉は乾いているし、これからお腹も空き始めるに違いない……。
私はため息を吐きながら、財布と携帯だけを持ってコンビニへと向かった。
***
アパートから一番近いコンビニはうちの店だ。相澤は今日も夜勤だけど、まだ18時過ぎだから、店で顔を合わせることもないはず……。
そっと様子をうかがうと、やっぱり店に相澤はいなかった。
夕勤の子たちにも顔色の悪さを指摘されたけど、ちょっと風邪気味なの……と誤魔化した。
全く食欲が無かったので、炭酸水と飲むゼリーだけを買った。
明日は休みだし……お腹が空いたらまた買い物に来ればいいや。
相澤は夜勤明けだから、今度は昼過ぎに来るか、スーパーに買い物に来よう……そんな事を思いながらアーケードを出て大通りを歩く。
スーパーを通りかかり何気なく駐車場に目をやると、見覚えのあるオレンジ色の車が目にとまった。