理屈抜きの恋
それはどうしようもなく恥ずかしい。
いや、それ以前にすでに周りにはバレていないだろうか?
「それは大丈夫ですよ。撫子さんと副社長が並んで歩いている姿を見たらみんな戦意喪失ですから。」
「まさか。」
たまにすごいキツい視線が飛んで来る事があるし、副社長に積極的に話し掛ける女性は後を絶たない。
戦意喪失なんて。あり得ない。
「撫子さんはいつもそばにいるから分からないんですよ。副社長の表情の違いに。」
「違い?」
「さっき副社長の笑顔が素敵だって言いましたけど、副社長が笑顔を見せていたのは撫子さんにだけだと思います。あとは基本、仏頂面。」
「話しが面白いっていうのは?」
「それは副社長が会食を設けてくれた時に思ったことですけど、副社長室にお邪魔した部長が撫子さんと副社長の掛け合いが意外と面白いって言っていました。もうそんなの見たり聞いたりしたら副社長を狙おうとなんて思いませんよ。」
少し切なそうな表情をした細井さんには申し訳ないけど、細井さんの本気には敵いそうになかったから安心した。
「いや~でも良かったよ。本気で好きになれた人が現れて。これでお父さん、お母さんの心配はなくなるね。」
いや、それ以前にすでに周りにはバレていないだろうか?
「それは大丈夫ですよ。撫子さんと副社長が並んで歩いている姿を見たらみんな戦意喪失ですから。」
「まさか。」
たまにすごいキツい視線が飛んで来る事があるし、副社長に積極的に話し掛ける女性は後を絶たない。
戦意喪失なんて。あり得ない。
「撫子さんはいつもそばにいるから分からないんですよ。副社長の表情の違いに。」
「違い?」
「さっき副社長の笑顔が素敵だって言いましたけど、副社長が笑顔を見せていたのは撫子さんにだけだと思います。あとは基本、仏頂面。」
「話しが面白いっていうのは?」
「それは副社長が会食を設けてくれた時に思ったことですけど、副社長室にお邪魔した部長が撫子さんと副社長の掛け合いが意外と面白いって言っていました。もうそんなの見たり聞いたりしたら副社長を狙おうとなんて思いませんよ。」
少し切なそうな表情をした細井さんには申し訳ないけど、細井さんの本気には敵いそうになかったから安心した。
「いや~でも良かったよ。本気で好きになれた人が現れて。これでお父さん、お母さんの心配はなくなるね。」