理屈抜きの恋
まあ、あの人の素性がはっきりしたところで、あの人に声を掛けるのは最上くんに声を掛ける位、時間の無駄だ。
生のホストを見られただけで十分。
今はゲームに参加することが重要。
そう思ってまた会場内を歩くことにした。
だから腕を掴まれるまで、その男性が私のそばに来ていたことに気が付かなかった。
「ちょっと君。」
「?!」
腕を引かれたことで体が反転する。
それと同時に見上げると、近くにあった顔は、色香をたっぷり携えたあのホスト。
間近で見るホストの威力たるや、最上くんの笑顔をも凌ぐ勢いで、視線を交えるだけで引き込まれるその真っ黒で妖艶な瞳に、群がっていた女性の気持ちとホストクラブに出入りする女性の気持ちが少しだけ分かった。
「名前、教えてくれない?」
その一言に周りにいる女性陣から小さな悲鳴に近い奇声が聞こえた。
普段ならその声にすぐ反応して、後々のトラブルにならないよう対処するのだけど、何故か男性の視線から目が離せない。
それに加えて今、耳に届いた低く甘い声に身体に電気が流れたような気がして、身体の自由が奪われた。
生のホストを見られただけで十分。
今はゲームに参加することが重要。
そう思ってまた会場内を歩くことにした。
だから腕を掴まれるまで、その男性が私のそばに来ていたことに気が付かなかった。
「ちょっと君。」
「?!」
腕を引かれたことで体が反転する。
それと同時に見上げると、近くにあった顔は、色香をたっぷり携えたあのホスト。
間近で見るホストの威力たるや、最上くんの笑顔をも凌ぐ勢いで、視線を交えるだけで引き込まれるその真っ黒で妖艶な瞳に、群がっていた女性の気持ちとホストクラブに出入りする女性の気持ちが少しだけ分かった。
「名前、教えてくれない?」
その一言に周りにいる女性陣から小さな悲鳴に近い奇声が聞こえた。
普段ならその声にすぐ反応して、後々のトラブルにならないよう対処するのだけど、何故か男性の視線から目が離せない。
それに加えて今、耳に届いた低く甘い声に身体に電気が流れたような気がして、身体の自由が奪われた。