理屈抜きの恋
「外村さん?!」
私の名前を呼んだ声は外村さんに届いた。
瞬間、急いで出て行ってしまった外村さんを追いかけようとした。
でも先輩は私を制し「私がなんとかする」と言った。
すごく気になったけど、私が出て行くより、同期の先輩の方が良いと自分に言い聞かせた。
きっと先輩が上手く対応してくれる、と。
だから残りの仕事に取り掛かったのだけど、その翌日から外村さんは変わってしまった。
いつもオシャレだったのに、身なりに気を使わなくなり、表情は明らかに暗くなった。
欠勤がちになる事が増え、付き合いが悪くなり、築き上げてきた交友関係は瞬く間に崩れていった。
見兼ねた当時の営業部長が人事部に掛け合い、支店に異動になってから、結婚をして幸せな家庭を築いているらしいけど、あの時の姿は今の最上くんの姿と重なる。
「それは君のせいではないだろ。」
「でも、傷つけたことに変わりはありません。」
何度となく声を掛けたことがあった。
傷付けてしまった事を謝りたくて。
でも、それさえも噂のネタにされてしまえば近づくことすら叶わなかった。
今もまた同じようなことが起きている。
最上くんのことを思い出せば胸が痛む。
私の名前を呼んだ声は外村さんに届いた。
瞬間、急いで出て行ってしまった外村さんを追いかけようとした。
でも先輩は私を制し「私がなんとかする」と言った。
すごく気になったけど、私が出て行くより、同期の先輩の方が良いと自分に言い聞かせた。
きっと先輩が上手く対応してくれる、と。
だから残りの仕事に取り掛かったのだけど、その翌日から外村さんは変わってしまった。
いつもオシャレだったのに、身なりに気を使わなくなり、表情は明らかに暗くなった。
欠勤がちになる事が増え、付き合いが悪くなり、築き上げてきた交友関係は瞬く間に崩れていった。
見兼ねた当時の営業部長が人事部に掛け合い、支店に異動になってから、結婚をして幸せな家庭を築いているらしいけど、あの時の姿は今の最上くんの姿と重なる。
「それは君のせいではないだろ。」
「でも、傷つけたことに変わりはありません。」
何度となく声を掛けたことがあった。
傷付けてしまった事を謝りたくて。
でも、それさえも噂のネタにされてしまえば近づくことすら叶わなかった。
今もまた同じようなことが起きている。
最上くんのことを思い出せば胸が痛む。