理屈抜きの恋
「お気遣い、ありがとうございます。」
「気遣いじゃねーよ。今日はいつもと違ってすげー綺麗じゃん。」
そんな風に言われると嬉しい反面、複雑な気持ちになる。
いつもはどうなんだ、と思ってしまうのはひねくれ者の証拠だろうか。
「普段もスカート履けばいいのに。」
仕事におしゃれをしていく必要性を感じていない私は、基本パンツスーツを着用している。
私生活でもスカートはめったに履かない。
ワンピースを着るのなんて、いつ振りだろう。
「撫子は8人揃った?」
「うん。最上くんは?」
「俺の所にはいくらでも人が寄ってくるからね。あんなのすぐに終わるよ。」
モテる男の特権ってやつらしい。
こんなことを言っても嫌味に聞こえないからすごい。
普通なら何様だよ、と思ってしまうのがオチなのに。
「最上くんも食事を摂りに?」
「いや。俺はさっき食べたよ。それよりそろそろ始まりそうだから、それ、早く食べちゃえよ。」
それ、と言われた残りの伊勢海老を頬張り、お皿をテーブルに置いた時、司会者の声が会場内に響いた。
「気遣いじゃねーよ。今日はいつもと違ってすげー綺麗じゃん。」
そんな風に言われると嬉しい反面、複雑な気持ちになる。
いつもはどうなんだ、と思ってしまうのはひねくれ者の証拠だろうか。
「普段もスカート履けばいいのに。」
仕事におしゃれをしていく必要性を感じていない私は、基本パンツスーツを着用している。
私生活でもスカートはめったに履かない。
ワンピースを着るのなんて、いつ振りだろう。
「撫子は8人揃った?」
「うん。最上くんは?」
「俺の所にはいくらでも人が寄ってくるからね。あんなのすぐに終わるよ。」
モテる男の特権ってやつらしい。
こんなことを言っても嫌味に聞こえないからすごい。
普通なら何様だよ、と思ってしまうのがオチなのに。
「最上くんも食事を摂りに?」
「いや。俺はさっき食べたよ。それよりそろそろ始まりそうだから、それ、早く食べちゃえよ。」
それ、と言われた残りの伊勢海老を頬張り、お皿をテーブルに置いた時、司会者の声が会場内に響いた。