恋した責任、取ってください。
「じゃあ、お疲れー!またお盆明けに!」
「はい、お疲れさまでした!」
そうして、二次会に向かう大地さんら4人の背中を見送る。
これからどこのお店に行くのかは分からないけど、ああも高身長かつスタイルのいい4人が固まって歩いていると、それだけで圧巻というか、眼福だ。
明日から帰省ラッシュが始まるとニュースで取り上げられているだけあって、街にはそれほど人は多くないけれど、それでも道行く女性たちが、すれ違いざまに彼らに目を奪われている。
「このまま真っ直ぐ帰りますか?」
すると、なんとなく駅の方向に体を向けると、佐藤さんが尋ねてきた。
「私も帰省しようと思ってるので、その準備をしようかと」と答えると、分かりましたと頷いた佐藤さんは「じゃあ、送らせてください」と、フローズンアイの目元をふっと和らげる。
そのまま並んで駅のほうにゆっくりと歩き出しながら、ひとり、今日のバスケット教室を振り返る。
恵麻さんのこともあって一時はどうなることかと思っていたけど、大地さんや佐藤さんに助けられて特にトラブルもなく終わって本当によかったな。
悠斗くんは相変わらず天使だったし、ほかの子供たちにも『なっちゃん、なっちゃん』と懐いてもらえて嬉しかった。
大地さんにも、以前とは違う気持ちで向き合おうときちんと整理がつけられて、気持ちよくお盆休みに入れそうだ。
ダンクシュートもどきのあとの“高い、高い”はさすがに地味にへこんだけれど、でも、それもひとつの愛情表現だと思うと、あのときは『不愉快です』と言ったものの、時間差でなんだか嬉しくなってくる。
「お盆休みが明けたら、さっそくブルスタのホームページにバスケ教室の記事をアップしないといけませんね」
「ですね」
佐藤さんの相槌に笑って頷く。
そうだ、私の仕事はブルスタのマネージメント。