恋した責任、取ってください。
あれまあ、公式プロフィールにも堂々とゲイバーを開くのが夢って載せちゃってるよ、どんだけゲイなんですか、ルイスさん。
この際、ルイネエって呼ぼうかな……。
そんなことをわりと本気で考えていると、大地さんがこう言って締めくくる。
「その他にもベンチメンバーとかスタッフ、監督とか色々いるけど、おいおい覚えてくれたらいいから。んで、俺を含めたこの5人がブルスタのレギュラーメンバーってわけ」
「はい、ご丁寧にありがとうございます」
デデーンと5つの壁が横一列にそびえ立つ、その圧倒的な迫力に気圧されつつ、頭を下げる。
この5人の中で一番小さいのはポイントガードでチャラ男のザキさんだけど、彼でさえ180cm弱で、153.3cmの私より遙かに大きい。
こんな人たちが305cmの高さにあるゴール目掛けてシュートしたりリバウンドを取ったりしているんだと思うと、私も生半可な気持ちでサポートはできないなと俄然気合いが入る。
すごい、すごい。
みんな大きくて、無駄な贅肉なんて少しもなくて、自分の体一つでご飯を食べているんだ。
胃薬が手放せない私とはワケが違う。
体育館に来るまでは新しい環境はこれだから嫌だなんて思っていたけど、レギュラーメンバー全員とこうして改めて向き合うと、この人たちが試合している姿が早く見てみたいと胸の奥から高揚感が生まれてきて、気持ちがはやる。
ワクワクするなんて、どれくらいぶりだろう。
ブルスタに配属になったのも、御用聞きをすることになったのも、絶対に星の巡り合わせ。
これからいっぱい、いっぱい頑張ろう。
その後の練習は、先に大地さんが言っていたように、今日の私は一通り見学となった。
どうやら御用聞きは明日からが本番らしい。