恋した責任、取ってください。
「改めて、ブルスタへようこそ!なっちゃん。デカい男ばっかりの中にオネエが混じってる変なチームだけど、あんまり気負わないで好きなだけ飲み食いしてね!そんじゃあまあ、よろしくってことで、カンパーイ!」
「カンパーイ!」
ビールジョッキをテーブルの中央に突き出し音頭をとると、皆さんの太く逞しく長い腕が四方からニョッキリと出てきて、ガチガチとグラスが豪快にぶつかり合う音が席の周りに響く。
慌てて私もサワーのグラスを輪の中に滑り込ませると、大地さんをはじめそれに気づいた皆さんがめいめいにグラスを合わせてくれた。
嬉し恥ずかしの、初めての歓迎会。
勝手にショックを受けている場合じゃないとハッとして、皆さんに向けて「今日はありがとうございます!」と笑って頭を下げると、なぜかウズラコールが起きてさすがに頬が引きつる。
前にいた部署の歓迎会では、ちょうどもんちゃんが子犬の頃で目が離せなかったし、大学に入ったばかりの弥生は今でこそハツラツとしているけどホームシックにかかっていて、こちらも目が離せず、どうしても都合がつかなかった。
寂しさを紛らわせたくてもんちゃんを貰ってきたという可愛らしいところがある弥生が落ち着くまでは、なるべく夜の外出を避けたのだ。
だから今日の歓迎会は、社会に出てからの正真正銘、初めての歓迎会となった。
「ウズラはかれしいるの?」
料理が次々とテーブルに運ばれ、それを佐藤さんに取り分けられるままに黙々と口を動かしていると、いつの間にか右隣に移動してきていたらしいザキさんに肩を抱かれて囁かれた。
トロンとした目を見るに、すでにだいぶ出来上がっていると思われ、呂律が若干覚束ない。
「……い、いえ、いませんよ」
「ウズラ、小さくて細っこいから普通にモテそうなのに意外だなぁ。なあ、ソウ?」
「ゴフッ!なっ!?」