生贄投票
「俺、ずっとオマエのことが好きだった」


真っ直ぐな目で見つめられると、ヤッパリこの人のことが好きだって再認識した。


「うん。有り難う。さっきね、今は違うって言ったでしょ」


「え?」


「他に好きなヤツがいるだろって聞かれて、今は他にはいないって」


「あ、ああ」


康介が思い出して頷く。


「それはね。今は柴田くんの他には好きな人はいないって言う意味。好きだよ柴田くん」


「入山……」


驚いた顔の康介に、唇を寄せたのは環奈のほうだった。


重ねあう唇が、段々と荒々しくなり、そして環奈の身体は、そのままベッドの上に押し倒された。
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