生贄投票
「私も選べなくてさぁ、だから逆にね、誰からも選ばれなさそうな人にしたの」


「どういうこと?」


晃司が眉をよせる。


「うん。あのね。やっぱり自分が選んだ人が、生贄になって不幸なことが起きたらイヤでしょ?」


「ああ」


「だから私が選んでも、少数派で大丈夫そうな人を選んだんだよ」


「ああ、そういうことか。なるほどねぇ~」


晃司はスマートホンの画面を見たままで感心した。
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