生贄投票
「どういうこと?」


華音の顔が不安で翳る。


「みんな来てないんだよ。あの画面」


「えっ、嘘?」


「明里がね……一昨日スマホの契約変更をしたのよ」


「嘘!」


「それで……みんなは、契約変更をしたから、自薦立候補の扱いになって、それであの画面が来なかったんじゃないかって……」


「嘘……」


華音は真っ青になって、そのまま動けなかった。


手で口を押さえて、ガクガクと震え始める。


「まだハッキリそうだって決まったわけじゃないから」


早苗は震えている華音を抱きしめた。
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