生贄投票
「まだそうだと決まったわけじゃないでしょ!」


早苗が華音の目をジッと見つめて強い口調で言う。


「早苗……」


「それに、もし選ばれたとしても、玉森くんがボットを設置してくれるって言ってたから」


「ボット……」


「そうボット。だから諦めちゃダメ」


「う、うん。分かった」


華音ようやく落ち着きを取り戻した。


「でも……」


妃佳里が言いかけて、ハッとしてやめる。


「何?」


「い、いや……何でもない」


妃佳里は言わないほうが良いと思って笑って誤魔化そうとした。
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