生贄投票
「何なの? ハッキリ言ってよ!」


華音が声を荒げる。


「い、いや……」


「何?」


「う、うん……。タマちゃんがね」


「うん」


「カンナのときは、他の全員に設置出来たけど、カンナのには設置出来なかったって……」


「でも、私のには設置出来てるんだよね?」


「うん。でも……一回リセットされてるみたいだって」


「嘘?」


「だって、エルゴンのときは、カウント減らなかったじゃん」


「じゃあ選ばれた人は、100万回やらなきゃダメなの?」


「その可能性は……」


妃佳里は苦しくなって、その先を言うことが出来なかった。
< 349 / 827 >

この作品をシェア

pagetop