生贄投票
「みんな誰に投票したの?」


「えっ……」


いきなり環奈がズバッと確信をつく。


「それは……」


「アタシはさぁ……」


「止めて!」


美奈都は環奈の発言を制した。


「え?」


環奈が驚いて見つめてくる。


「止めようよ。誰に入れたとか言いたくないし、聞きたくもないから」


美奈都はかなり強い口調で言った。


もし環奈が投票した者の名前を口にしたら、自分も誰に投票したのか言わないわけにはいかなくなる。


でも、目の前の環奈に、あなたに投票しましたなんて、言えるわけがないのだから……。
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