生贄投票
「おいおい」


その変わりように、陣内がお笑い芸人のように手を前に出す。


「まぁまぁ陣内先生」


有村が陣内の目を見て頷いた。


「うん。そうだな」


陣内もそれに対して頷き返す。

2年C組は問題クラスなので、基本的に関わりあいたくないのだ。


「じゃあもうすぐチャイムが鳴るから」


陣内は生徒たちに向かってそう言うと、桜井の後を追って教室から出た。
< 66 / 827 >

この作品をシェア

pagetop