生贄投票
「なぁ、飯行こうぜ」


切り出したのは菊川晃司だった。


「腹が減っては戦は出来ないって言うだろ」


晃司は環奈の気に触らないように声をかける。


「でも、時間がないでしょ!」


環奈は大きな声を出した。


「そんなこと言ったって、腹が減ったら、その方が効率が下がるだろ。な?」


「でも……」


環奈の顔が泣きそうに歪んだ。
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