生贄投票
「ちゃんと食堂に行く間も、ずっとボタンはタップしてやるから」


「本当に?」


さっきまでのキレた状態とは違い、すがるような目を向ける。


「ああ約束する。だからちょっと飯食いに行ってくるぞ」


「うん。分かった」


環奈は渋々ながら頷いた。


「じゃあみんなも、速攻で飯を食って、入山の為に協力してやろうぜ」


晃司は他の者たちに声をかける。


みんな一様にホッとしたような顔をした。


キックンは怜ちゃんと付き合っているけど、環奈はおそらくキックンのことが好きなのだ。

切り出したのがキックンだから、環奈は許したに違いないと美奈都は思った。
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