蜉 蝣



『そっか。私も今から学校なんだ!薫くんの学校ってどこ?』

『あっ…北城。』

『うそー!!?私も北城!!』

『まじでー!!?』




僕たちは朝っぱらから駅のホームで大声をあげた。


なんだか嬉しくて。




これを“運命”と呼ばずにはいられなかった。


智と翔の事件からまだそんなに日が経っていないというのに、

少し不謹慎だろうか。











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