もう君がいない


「あっ、、」


「ん?どうかした?茉菜。」


ちょっと待って、、?

光貴達は、クラスのほとんどの男子全員と山登りに行った。


でも、蓮は、、?


そう言えば蓮は、まだ運動とかはできないって言ってた。

子どもの頃行ったキャンプでも、蓮の心臓に負担がかかるからって、あまり高くまでは山に登れなくて、少しだけ登った景色の良いところでピクニックをしてた。


もしかして、まだ山登りできないんじゃ、、


だとしたら、、

蓮は、いまどこかに一人でいる?

一人ぼっちで?



そう思ったとき、私の携帯がなった。

、、光貴だ。


「もしもし?」


「茉菜、そっちはどう?展望台。」


「ああ、うん。すごく良い眺めで、美雪とのんびりしてるよ。光貴は?」


「いま頂上ついたとこ。思ったより登らなかったけど、こっちもすげーいい眺めだよ。」


光貴の声の後ろから、男子達の元気な声がざわざわと聞こえる。


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