院内恋愛(旧:恋の階段*タイトル変更しました)
カレーを作りながら、帰る言い訳を考える。

それに、もう一つ言わなければいけないこともある。

カレーのルーを入れると、辺りにおいしそうなカレーの匂いが漂いはじめた。

一人分の食器を並べて、準備はOK。

帰ろう…。

真剣にパソコンに向かう蒼介に声をかけるのもしのびないけれど、無言で出て行くわけにもいかないし。

「-蒼介、パソコン中ごめんね。私、宅急便届くの忘れてたから帰るね。」

ソファの横の定位置にある自分のバックを持ちながら、声をかける。

「は?」

と顔を上げるから、目が合った。

それは、驚くよね。いきなりだし、泊まるつもりでいたのだし。

「今日の夜に、宅急便の時間指定してたの忘れてた。」

嘘をつくのは気まずいので、目線を下げる。

「何頼んだの?」

「…化粧品。」

「じゃあ、今日じゃなくてもいいんじゃない。不在伝票入れてくれるだろ。」

「…(生物が届くことにすればよかった。今さらだけど…)そうだけど。」

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