院内恋愛(旧:恋の階段*タイトル変更しました)
うっ、咳が出そう。思わずこらえようとしたら、上半身に力が入って、押し殺したような変な声が出た。

蒼介が小さく笑って、

「咳していいよ。」

と言ってくれる。そりゃばれてるよね、内科医の上に、専門、呼吸器内科だもんね。

「咳、けっこうひどいの?」

「ううん、だいぶよくなった。」

「喘息とかあるんだっけ?」

「アレルギーはあるから、それっぽいのかな。喘鳴まではしないと思うけど。」

「そっか。薬のんでる?」

「うん(整形の研修医に処方してもらって…)」

「つらかったら、内科受診して。」

「うん(内科かかってないのは、ばれてるみたい。電子カルテ見られたかも)。」
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