甘いペットは男と化す
 
「アカリの彼氏は?今家?」

「多分……。
 明け方帰ってきたみたいで、今は寝てると……」

「よし、行こう」

「ちょちょっ……」


立ち上がって、コートを羽織ると人の手を掴むケイ。

いや、なんか勝手に話が進められてるしっ……。


「家、案内して。
 ………じゃないと、毎日家に押しかけるよ」

「……分かった。
 その代わり、彼がダメって言ったらダメだからね」

「はーい」


毎日来られるのは困る。

それなら、ここでさくっと淳史にNGを出させて諦めさせたほうが楽だろう。


その思いで、あたしは仕方なしに淳史の家に行くことにした。
 
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