甘いペットは男と化す
 
「ひとまず、今日のレッスンはここまでね。
 無料体験は、3回分まであるので、あと2回自分の好きなところに入れておいて」

「あの……相内先生を指名することって可能ですか?」

「気に入ってくれました?
 もちろん大丈夫ですよ。受付に、スケジュール表が置いてあるので、私が入っている日にレッスンを入れてください。
 今日、受付の人に予約していっていただければ、優先しますから。

 ちなみに、本格的にレッスンを開始されれば、毎回インターネットから、指名込みで予約できるので」

「本当ですか!?それはいいですね」


確かに、できることなら毎回同じ先生であってほしい。
自分がどこまでできるか分かってもらえるから、いちいち説明しなくてもよさそうだし。


「あら?北島さんって……南町に住んでるのね」
「あ、はい」


相内先生は、あたしのプロフィールに目を通しながら驚いた顔をしていた。


「しかも……」
「はい?」
「あっ……なんでもない。
 私もね、昔そのあたりに住んでたことがあって……」
「そうなんですか?親近感湧いちゃいますねっ」
「そうね」


自分の住んでいる場所を知っているのは、一気に距離感が縮まる気がする。

それが嬉しくなって、次もまた、相内先生を指名しようと決めた。
 
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