婚約者はホスト!?②~愛が試される時~
「それはないから…。そこは信じてよ…。」
「でも 芹香さんは圭司のこと、まだ好きなんでしょ…? 圭司だってそんな相手とずっと一緒に仕事してたら、気持ちに答えちゃうかもしれないじゃない…絶対ないなんて言い切れないよ…。」
「それを言うならお互い様だろ…? 俺だって不安だよ… なつとあいつのこと…。」
「あいつ…?」
私は圭司の言葉に首を傾げた…。
「松井くんだよ…。 言っただろ あいつはなつに気があるって…。なつはそんな気ないのかもしれないけど、はたから見たらいちゃついてるようにしか見えないし…。」
「圭司…。」
「それ 写真だろ…?」
圭司は私が持っていた封筒を見て言った…。
「えっ? あ ドレスの試着したから記念撮影で…」
圭司は私の答えを待たずに、封筒を取って写真を出した。
「ふーん 良くとれてるけどめちゃくちゃ気分悪いな…。」
そう言って、圭司はすぐに写真をしまった。
「なつがあいつと食事してきたことさえ腹立つし、もう今日はほんと俺やばい…。」
「圭司…。」
「なっ 分かっただろ…? 俺の方がよっぼど嫉妬に狂ってるって…。なつにキスマークまでつけてさ…。」
あっ…。
圭司に言われて首筋のキスマークを思い出した。
「圭司 ごめんね… 松井くんのこと。 そこまで圭司に嫌な思いさせてたなんて…全然気にしてないと思ってたから…。」