婚約者はホスト!?②~愛が試される時~
「ごめんね 美優。急に呼び出したりして…。」
「ううん 大丈夫だよ。久しぶりだね なつ。もうすぐ 浩太もくるから…。」
私は、美優に頼んで浩太さんと会わせてもらうことにした。
込み入った話が出来るように、お店は個室のある居酒屋を選んだ。
美優と浩太さんは、学生の頃にこっそり付き合っていた私達にいつも協力してくれていた。
圭司の取り巻きの目から、私の事をごまかしてくれていたのもふたりだった。
「ごめんね なつ…。芹香さんのこと浩太から聞いて知ってたんだけど、なかなかなつに言えなくて…。浩太も圭司さんから口止めされていたみたいだったから…。」
美優がすまなそうに謝ってきた。
「ううん いいの。言いにくいことだって分かってるから…。でも、今日はどうしても本当のことを聞きたくて…。」
「うん。なつがそうしたいなら何も言わない…。」
美優が私の手を握りながら言った。
「お待たせ! ごめんね 遅れちゃって…。」
ふすまを開けて、浩太さんが入ってきた。
「すみません わざわざ お仕事大丈夫でしたか?」
「ああ 今日は早く終わったから。気にしなくていいよ。それより 飲み物まだ頼んでなかったの? 何にする?」
浩太さんは、手際よく飲み物と料理をオーダーしてくれた。
「それで 俺に聞きたいことって…やっぱり芹香のこと?」
浩太さんはビールを飲みながら言った。