婚約者はホスト!?②~愛が試される時~
そんな危険なところに圭司を助けに行くなんて、普通の女の子ならまず出来ないだろう。
浩太さんは話を続けた。
「圭司もさ さすがに芹香を守るために相手のリーダー殴りつけて、命からがら逃げてきたみたいだけど…。まあ そこから 二人は付き合い出したんだよ…。」
私は黙って頷いた。
「芹香と付き合い出してからは、あいつ人が変わったように真面目になってさ、学校にもちゃんと来るようになったんだ。俺と圭司はその頃から仲良くなったんだけど、あいつ 芹香のこと結構マジでさ、よく 早く結婚したいとか言ってたかな…。」
私は、浩太さんの言葉に胸が締めつけられた。
「なつ 大丈夫? 浩太ももう少しなつに気を使ってよ…。」
「あ ごめん…。つい…。」
美優が浩太さんを肘でつついた。
「いいんです。圭司の本心が知りたいから。包み隠さず教えて下さい。」
「うん…。」
浩太さんは、そう言ってまた話し出した。
「そんな二人だったけど、結局 芹香の留学の為に別れの道を選んだんだよ…。芹香は幼い頃からロシアでバレリーナになるのが夢だったんだけど、圭司の為に諦めようとしたんだ。圭司はそれを知って、芹香にロシアに行くように説得して…結局 芹香は日本を立った。圭司は笑って送り出してたけど、芹香の姿が見えなくなるとその場にうずくまってさ、見てるこっちが辛かったよ…。」