婚約者はホスト!?②~愛が試される時~

なんとか ブーケトスまで終えて、ガーデンウエディングは無事終了した…。

「瀬崎さん 今日はよくやったわ…。お客様の反応も良かったし大成功よ!」

紺野さんに帰り際 声をかけられた。

「ありがとうございます。」

「あっ そういえば誓いのキスのことなんだけどね、お客様が本当にしてたって騒いでたけど…もしかして 松井くん口にしたの? 私達の所からは良く見えなかったんだけど…。」

紺野さんが、不安そうに聞いてきた…。

「いえ ちゃんと口はよけてもらったので大丈夫です。」

私はとっさに嘘をついた。
どうして、松井くんがキスを口にしてきたのかは分からないけれど、職場の人達には隠しおくべきだと思ったから…。

「そう ならいいんだけど…。それじゃ 今日はゆっくり休んでね。お疲れ様!」

そう言って、紺野さんはブライダル室を出て行った。

私は深いため息をついた。
結局あれから、何の説明も出来ないまま、圭司の姿は消えていた。
恐らく 会社へと戻ったのだろう。
その代わり、携帯に圭司からラインが入っていた。

『お疲れ様。 今日のことだけど、なつの同僚の子から事情は聞いてる…。何も気にしなくていいから…。その代わり、松井くんと話がしたいから仕事が終わったら連絡して…。』


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