穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
えっ!?

お兄ちゃんだった。

仕事に行っていると思っていたお兄ちゃんがリビングに入ってきてそう言っていた。

「俺が二人の気持ちを確かめる為に咲希を実家にいさせてる」

と、お兄ちゃんが加奈子を真っ直ぐみて言った。

「どうしてですか?」

「孝徳に会ってしまったからだよ」

えっ!?

孝徳?

「どういう意味ですか?」

「咲希の男に会うのは一人だけって昔から言ってたのに会うことになったから確かめる為だよ。咲希の男として認められるかどうか。俺が確認する為だよ」

「そんな・・・」

「こんなことでダメになるなら、別れてしまった方がいいからね」

「無茶苦茶です」

「加奈子ちゃんだっけ?そういうけどね、ホントに久しぶりに帰ってきた妹のことを心配してるんだよ。同棲はするなって言ったのに短大卒業して暫くしたら同棲し始めて、大丈夫って言ってて何が大丈夫だよ。って感じで別れて・・・まっ既にここには寄りついてなかったけどね。一人暮らしするから保証人になってって書類だけ送ってきて・・・咲希が連絡してくるのってそれだけだったんだよ。でも突然帰るって連絡がきた。そりゃ心配しない方がおかしいよね」

「お兄ちゃん・・・」

「でもだからって・・・」

「孝徳には嘘はなさそうだった。咲希を好きなのはわかってる。彼はきっと変わらない。でも、咲希は変わってしまうかもしれない・・・だから確かめる為。で、咲希はどうなの?」

お兄ちゃんは今度は私を真っ直ぐ見た。


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