穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
二人の結婚の意味は入籍を先にすること。

私が早川咲希になることが何よりも先。

結婚式とかは別の話。

それはきっと孝徳もそう思っているはず。

「入籍・・・すぐにでもしたい・・・」

孝徳もやっぱりそう思ってた。

「入籍をする為にはどうするものかな?」

「とりあえず、咲希のご両親に挨拶を・・・」

「あっ・・・なるほど」

そっかそうなるよね。

「圭介さんが近く、ご両親が帰国されるって聞いてるから、その時に挨拶をしようと思ってる」

「いつの間にお兄ちゃんとそんな話・・・帰ってくるんだ・・・」

帰国するんだ。

どのくらい振りだろう・・・

「圭介さんからそれとなしに伝えてもらうから、咲希からも連絡してね。うちの親には伝えとく。1週間だと両家の顔合わせとかまでは難しいかもしれないけど・・・」

「孝徳・・・」

色々考えてくれてるんだ。

「咲希のご両親に何を言われるか不安だよ」

「・・・私もなに言われるかわからないけど・・・」

隼人との同棲はあの時物凄く反対された。

それでも反対を押し切った。

「俺は反対されても何度でも納得してもらうようにするから。だけどすぐに入籍出来ないかもしれないな」

孝徳は少し考え込んでいた。

「大丈夫だと思う。なんかそんな気がする」

何も言わないような気がする。

もう30歳になっている私のことをとやかく言うことはないと思う。

それに孝徳をダメだという理由がない。






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