穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
孝徳が怒ってる。

「今日の飲み会に男がいるなんて聞いてない」

えっ?

あっそっか。

「定期的な飲み会って言ってたろ?女子会だったんじゃないのか?」
 
「女性もいたけど、男性もいた」

「何回も電話した。思ったより早く終わったから・・・」

「スマホ・・・見てなかった。今日は連絡ないって勝手に思ってた」

「頼むよ・・・さっき、タクシー降りる時、なんでタクシーに戻った?」

「話しかけられたけど、聞き取れなかったから、聞くために戻った」

「何の話?」

私は孝徳を見上げた。

孝徳の怒った顔。

苦しそうな、何かを抑えているような顔。

ああ、私がこんな顔させてるんだ。

「孝徳、ごめんなさい。飲み会には男性もいた。でも何もないよ。さっきの話は大切な人がいるって話しをしたから、大切にしろよ。って言ってくれた。ただそれだけ」

孝徳は何も言わない。

私の大切な人・・・

ごめんなさい。

「・・・キスをしたのかと思った。降りようとしたのに戻ったから・・・」

孝徳は私から目線を外しながら、靴を脱ぎ部屋へと上がっていった。

私もついて上がる。


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