穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
応接に残された私たち。

「咲希、説明して」

「説明してって言われても・・・」

孝徳に休憩室とここでの話をした。

「会いには来ないと思ってたのに、甘かった。ごめんな。大丈夫だったか?」

孝徳が謝ることないのに・・・

「大丈夫だけど、私のことを彼女って・・・」

「イヤか?」

と、言われ孝徳を見上げた。

「咲希、俺のこと好きになれよ」

と、今まで言われたことのない・・・

この応接で孝徳は言った。

「ごめん。ちょっとあの二人の強引さに・・・」

「孝徳・・・私は孝徳が大切。それが好きってことなのかなって思うけど・・・まだわからない・・・」

孝徳は私を引き寄せて抱きしめた。

「ごめん。この間から焦ってるんだ。咲希を誰かに持っていかれるかもって思って・・・何を焦ってるんだろうな」 

私は孝徳は抱きしめ返した。

「孝徳・・・焦ることないよ。孝徳以外の人は好きになれないから・・・」

「咲希・・・って、応接で何やってるんだろうな。全くあの二人のせいだよ。咲希は仕事大丈夫か?」

「私は来客の片付け終わったら、もう上がれるから」

孝徳がぎゅっと強く力を入れた。

「このままこうしてたい・・・」

「今日の孝徳は甘えただね」

ぎゅっと抱きしめ返して、今の一番の愛情表現をする。

でもただそれだけ・・・

私もこのままこうしていたい・・・

この気持ちは・・・?


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