穏やかと癒し・・・ときどき、あい・・・
いつもの場所とは大人な感じの和風ダイニングバーだった。

「もう皆様お揃いですから・・・」と、店員さんに言われ個室に案内された。

「お二人お見えになりました」

と、個室の格子状の障子を開けられた時、私は人数に驚いた。

えっ!?

「咲希、ごめん。やられた。姉貴まではわかってたのに・・・まさか・・・」

私は孝徳を見上げた。

誰?

「俺の両親と社長の奥さんも」

えええええええっっっっっ!?

軽くパニックを起こす。

私はひたすら孝徳を見つめる。

ちょっと泣きそう・・・

どうしよう・・・

「ごめん」

と、私を引き寄せて「大丈夫だから・・・」と、安心させてくれた。

「それで付き合ってないって言うんだから・・・ほらっそんなところにいないで入りなさい」

優美さんが入口に近づいて来た。

孝徳と私は個室に入る。

あっとりあえず、今の現状はおいておこう。

「すみません。今の状況は理解出来てるのですが、先に・・・」

花束を優美さんに渡す

「優美さん、こうだいさん。おめでとうございます」

こうだいさんにも伝える。

こうだいも席を立ちこちらに来てくれた。

「ありがとう」

「ありがとう、咲希ちゃん」

そう言うと優美さんは私を抱きしめた。

「嬉しい・・・咲希ちゃんありがとう」

そして、耳元で私にだけ、「未来の妹は咲希ちゃんがいいわ」と、囁いた。

何も言えないけど、でも私にお姉さんが出来るなら優美さんがいいなと思っていた。
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