俺様生徒会長に鳴かされて。
「んーでもぉ、そんな彪斗に気にいられたってことは、
優羽ちゃんもやっぱ、なにか秘めてるコってことだよね?」
「え…そんなこと…ないよ」
「そんなことないことないと思うんだけどなー。
彪斗って、自分がビビッと来ない子には、もう目も当てられないくらいひどーい態度とるんだよぉ。
それなのに、なに?
あのさっきのコッケイなザマは!」
ずいっと寧音ちゃんのおっきな目が、キラキラキラと楽しそうに輝いてわたしを見つめた。
「優羽ちゃんは、なんかただ者ではない気がするんだよね!
私だって、伊達に毎日いろんな芸能人と共演してないんだから!審美眼はあるつもりだよっ」
そ、そんな…。
わたしはそんな大それた人間じゃないよ…。
けど、寧音ちゃんはひとりで燃え初めて聞く耳持たず、だ…。
まだ食後のデザートも来ていないのに「いこいこ!」と手を引っ張る。
なんか、『Neneちゃん』って、もっとほんわかキャラだと思ってたんだけどなぁ…。
「よし!もっと優羽ちゃんのこと知るぞー!
…ついでに、彪斗のこともどう思ってるか知りたいし」
「え…?」
「ううん!ひとりごと!
ごめんわたし独り言多いから!
さ、お次はお買い物だーっ!」
すっかり寧音ちゃんのペースに呑まれて、
わたしはその後めい一杯校内見学にいそしんだのだった。
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