イケメン侯爵様とお試し結婚!?
「ヴァン様、アマルダ様、お食事の用意が出来ましたが・・・」

扉を叩く音と主に、扉越しに聞こえるラフィアの声。
その声にヴァン様はハッと我に返り、寄せていたアマルダの身体を少し離しました。

「伯爵様を待たせるのも失礼だ。行こうか、アマルダ」
「ええ、そうね」



食堂には伯爵様が既に座られていて、テーブルには沢山の料理が並んでいました。
伯爵様の向かいに二人で座ると、グラスにワインが注がれます。

「では、乾杯」

伯爵様の声に、お互いのグラスを軽く当てるとそのワインを一口飲みました。
ヴァン様に甘い言葉を沢山囁かれたからでしょうか?
普段と変わらないワインのはずなのに、なぜか今日は少し甘く感じたアマルダです。


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