わたし、式場予約しました!
「王子様はちゃんと、お姫様と結婚してよね。

 じゃないと、フラれた人間は納得できないの」

「誰が王子様なんだ?」

「……和歩が王子様って想定したら、何度頭に思い浮かべても、瑠可がお姫様になっちゃうのよ。

 横に立つのは私でありたかったのに。

 ほら、私、お姫様みたいでしょ」

 はいはい、と笑うと、

「ほんとに面白くない」
と言う。

「だいたいさあ。
 久しぶりに再会したら、綺麗になったなくらい、挨拶として言うもんでしょ」

「そういう台詞は佐野に言ってもらえ」
と言うと、

「一真が言うと、本当にただの挨拶にしか聞こえないから」
と言う。

 女心って、本当に難しいな、と思った。

 自分などには、一生わかりそうにもない。
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