ラストボーイ










屋上に着くと我慢していた涙腺が一気に緩んだ。







「頑張ったじゃん」






そう言って愁ちゃんはあたしの頭を撫でた。






「‥‥っ‥‥愁ちゃぁん‥‥っうっ‥‥」






子供みたいに泣きじゃくるあたしを、
愁ちゃんは何も言わず一定のリズムであたしの背中を優しく叩いた。









「どうでもいいけど、ここ寒くない?」





そう、もう冬なのに、
何でここに来たかと言うと泣き叫びたい位だったから。






「戻ろ、寒すぎ無理」






「やだ。」






あたしは愁ちゃんの制服の裾を引っ張って引き止めた。


今はまだ冷たい風に当たりたい。
というより、この泣き腫らした顔で戻れないよ‥‥。






「分かったよ‥‥じゃあせめて座ろ」





そう言うと愁ちゃんはコンクリートの壁にもたれて腰を下ろして、
一方あたしはというと‥‥‥‥








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